シューマンを知らない人は居ないと思いますので基本的な説明は割愛します。
ショパン、リスト、シューマン
ロマン派でピアノ絡みだとこの3人の名前がよく上がりますが
彼らの曲を弾き比べて分かることが有ります。
シューマンの曲は弾き難い
難しいとかじゃなくて弾き難いんです。
トロイメライという冬のソナタでヨン様が弾いていた曲が有りますけど
あれも簡単とみせかけて弾きにくいです。
理由としてよく言われることは、シューマンはピアニストを目指したのが遅かったうえに挫折した系だからです。
ショパンとリストは超一流のピアニストでしたから、どんなに難しいパッセージでも理にかなったというか
ピアノという楽器の特性を最大限に引き出していかに美しく響くかが練られてますけど
シューマンはピアノの為に作ったというよりは、楽譜書いて頭の中で響かせて作った感じとでも言いましょうか(・・;)
そんな事情も有ってか無くてか分かりませんがシューマンの曲はショパンとリストよりは鑑賞用に向いているのも事実です。
リストの曲は、悪い言い方をすると観賞用としてはうるさい。。
わりと低音に分厚い和音をどかどか叩きこむことも多いですし、高音がキンキンしたオクターブ奏法の多様が多すぎて、聴いてて疲れます(^o^;
あと、突如として現れる、尋常じゃない速いパッセージとか、演奏会でピアニストがドヤ顔で弾いてるのを見るのは楽しいかもしれませんが
BGMとして鑑賞するには鬱陶し過ぎます。
ショパンの曲は煩くは無いですが、一曲の中で凄い小さい音になったりいきなりデカイ音になったり(ロマン派全般に言えることですが・・・)
これもBGMとしては超絶ウザい(^o^;
そこでシューマンの出番です。
もちろん、シューマンの曲にも上記の傾向は多少有りますけど
ロマン派の作曲家のなかでは、わりとBGM向きです。
クラシックの中で一番鑑賞向きなのはバッハですけどね(´・ω・`)
ちなみにジャズがBGMとして適しているのは、バッハがBGMとして適しているのと同じ理由
前置きが長くなりましたが、今回紹介するのはそんなシューマンが作曲した8曲のピアノ曲集「幻想小曲集作品12」
第2曲の飛翔が一番有名でよくピアノの発表会でも演奏されたりしますね
この曲集は演奏も難しく無いので、自宅にピアノが有る人は楽譜を買って軽く弾いてみても楽しい時間が過ごせると思いますよ(@´,,・ω・,,`@)
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