ヨハネス・フェルメール作 『レースを編む女』
http://blogs.yahoo.co.jp/cksbg258/
今更これ出してくるかレベルで超有名な作品なので、恐らく知らない人は居ないと思います。
17世紀のオランダ人画家、フェルメールの作品で
説明するまでも無くレース編みをしている少女を描いた作品でして
23.9×20.5㎝という非常に小さい画面に精密に描かれているので、細部は結構簡略的に描かれているのが分かります。
私は元芸術家なので、この絵に限らずフェルメールの絵を観ると
こんな絵描いてみたいなと思えてくるんですよ
そう考えると、私が芸術家時代に描いていた絵
フェルメールの影響結構強かった気がします(´・ω・`)
ドラローシュの様にドラマティックな画面構成というよりは、静かな時間の流れを画面に閉じ込めて
見るたびにそれが感じられる様な絵画
絵画はもちろん静止画なのですが、不思議なことに
観ていると切り取られた時間の流れが感じられるんですよ。
このフェルメールの作品をじっと眺めてみてください
空気感というか部屋の温度感だとかモチーフ以上のものまで感じられてきませんか?
絵画にしても写真にしても空間を静止画像として切り取る芸術において大切なことは
いかに静止画だと感じさせないかです。
そして芸術家はそれを鑑賞者に感じさせる義務を課せられています。
絵画を鑑賞する回数だって人生で限られていますからね(・・;)
芸術家辞める宣言をした時に自作の絵画の画像全部消してしまったのでここでお見せ出来無いのが残念ですが
私の絵は、全国の某市立高校や某歯科医院等に今も飾られてると
思います(´・ω・`)
話が反れましたがフェルメールの作品の話に戻ります。
画家のダリもフェルメールに強く影響された画家でして
この作品の模写までしています。
http://plaza.rakuten.co.jp/rimin33/
確かに模写ですけど、やっぱりダリの絵になってしまうのは
ダリが突飛なモチーフや技法に頼らずとも画家として非常に独自性を持っているからです。
スマフォで簡単に写真が撮れる世の中になりましたが
時には、忘れたくない風景や情景を自分で描いてみることも大切して
もちろん写真の写実性には敵いませんが
自分のその時の感情を一番表せるのは、写真ではなく描いた絵なんですよね(^^)
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